もう一度観たい映画たち

ここ3年間で観た200本近くの映画の中から、もう一度観たいと思った作品をご紹介。

  • ファーゴ

アメリカの田舎町で狂言誘拐がどんどん血腥くなっていくコーエン兄弟監督のブラックコメディ。ヒロインのおばさん警察署長がクソ可愛い、萌え。

  • ワカラナイ

三陸沿岸で絶望的な青春を送る高校生の話で救いが無い。金が無くて葬儀代を出せない主人公が病気で死んだ母親の遺体をボートで海に流すシーンが凄惨。

シーモア・ホフマンがカポーティに似過ぎてる、常識的に考えて。

ニューヨークのブルジョア家庭の兄弟が離婚に翻弄される。ニューヨークのブルジョア家庭だと離婚も絵になるよね。

歯科助手の主人公が上司の女歯科医にセクハラされるシーンだけもう一度観たい作品。

同時多発テロで父親を亡くした少年が、死んだ父の遺品の中に偶然見つけたメモを巡って冒険する過程で回復していく。

トラボルタはダントツで世界一カッコいいケツ顎野郎だと思う。

言わずと知れたキューブリックの古典的名作。妄想に囚われたリッパー将軍が配下の核戦略爆撃機ソ連への全面核戦争を開始する。基地に立てこもったリッパー将軍を説得するために派遣されたイギリス空軍の将校に、水道水への塩素付加はアメリカ弱体化を狙ったコミンテルンの陰謀などガンギマリ妄想を開陳するリッパー将軍の姿はまさにMAD…田母神閣下も真っ青。

  • 鬼龍院花子の生涯

夏目雅子カッコいいよ。でも夏目雅子は鬼龍院花子役じゃないよ…。ヤクザ映画の名作。

  • アイスストーム

ニューヨーク郊外の美しい住宅街にあってなお長男とは難易度が高い人生である。あとニクソン大統領のラバーマスクを被ってセックスしようとするシーンがよいものだ。

今年見た中で間違いなく最高の映画。マイアミでレイヴパーティー三昧の田舎出身JD達が知らず知らずのうちにマジでヤバいギャングの世界に絡め捕られていく。

テストステロン全開のインベストメント・バンカー達が織りなす狂乱の放蕩生活。

イタリア映画の古典。旅芸人ザンパノが極貧の少女ジェルソミーナとドサ回りするお話。イタリア語の歌うようなセリフ回しが耳に残る。

  • その男ゾルバ

父から遺産として受け継いだギリシャの小島に渡った草食系イギリス人が、港で出会った高田純次みたいなテキトーなおっさんから人生を教わる話。

  • そして父になる

リリー・フランキーの喋り方って鎮静効果があると思う。

ロードムービーの傑作、観終わってアメリカに行きたくなる。30年近く前の映画と思えない程美しい映像は必見。育ての親よりも生みの親なんですかねぇ…「そして父になる」もそうだけど。

エイズになったカウボーイが個人輸入した未承認薬で奇跡的に回復し、周りの患者たちにも薬を売りまくる話。マッチョイズムの権化みたいだった彼が、「ダラスバイヤーズクラブ」を立ち上げてゲイのビジネスパートナーと交流する過程で徐々に変わっていく。