「よんでますよ、アザゼルさん」読んでますよ。

ヤバい、アザゼルさんには中毒性があるで、ホンマ。マンガを全く読まなくなって久しいマンガ日照りの僕がドハマりしてます。友達が「もっさん」というこのマンガのクリアファイルを持っているのを見たのが出会いでした。その時はスルーしてたんですが、たまたま5巻と6巻を読んだら見事にハマってしまいました。以下箇条書きに挑戦します(まだブログになれてないので、箇条書きの練習です…)。

  • キャラがプリチー

このマンガは簡単に言えば人間界に召喚された悪魔たちのギャグマンガです。探偵のアクタベが色んな悪魔を魔界から召喚して自分の商売のためにこき使うんですが、アクタベのあまりの超人的な強さに悪魔たちも逆らえない、というのが基本的な設定です。悪魔たちは魔界ではおどろおどろしい姿をしているのですが、人間界に召喚されるとアクタベの張った結界のせいで可愛らしいマスコットキャラの様な容姿になってしまうんですが、これがどいつもこいつも憎たらしいくらいかわいいです。

  • 細部にまでネタが宿っているので読んだら読んだだけ味が出る、まさにスルメのようなマンガ

特にお店の名前が秀逸。「F○CKYOU HANDS(あの手のマークが中指を立てた手のマークになっている芸の細かさ)」とかファミレス「Penny's」みたいなネタが背景にさりげなく仕込まれているので、何度読んでも飽きません。

  • さらっと皇室タブー

相撲がでてくる話があるんですが、その話の中表紙(でいいんですよね?単行本の話と話の間にある、マンガ家がテキトーな絵を描いて埋めるページです)に「没になった●●●●と●●●様」というタイトルの絵が載ってるんですが、まぁどう見ても天皇陛下美智子様が相撲を貴賓席から見ている絵ですね。もちろん陛下と美智子様のご尊顔にはモザイクが入ってるんですが(これは逆にその筋の人を怒らせるんじゃないか?とか余計な心配をしてしまいますね)、相撲の話であることととか周りにアサルトライフルを持ったボディーガードが描かれていることなどから考えると、誰がどう考えても結論は一つ。日本には菊(天皇家)、桜(自衛隊)、鶴(創●学会)の三大タブーがあるというのは有名ですが、そのうち最もタブー度が高いのは言うまでもなく菊でしょう。かつて小林よしのり雅子様と皇太子の結婚式をパロディーにしたマンガを描いて大騒動になったんですが、アザゼルさんはそんなことお構いなし。さすが悪魔、としか言いようがありません。

サラマンダー公威というトカゲの形をした悪魔がでてくるんですが、三島由紀夫がモデルなんです(三島の本名は平岡公威)。男尊女卑の革命家で特殊な性癖があるなどかなりギリギリの線を攻めたキャラで結構お気に入りです。でも別に一番好きなキャラではないです。じゃあなんでわざわざこれを書いたかというと、今日(というか正確に言えば昨日11月25日)は三島由紀夫自衛隊に決起を呼びかけて割腹自殺をした日(憂国忌)なんですね。

このマンガは日本人の大人なら誰が読んでも面白いと思うので、ぜひ読んでみてください。どうでもいいことですが、今日まで「よんでますよ、アザゼルさん」の「よんでますよ」を「読んでますよ」だと思っていたんですが、今日神の啓示を受けて「呼んでますよ」が正しいという悟りを得ました。